今日は久しぶりにいい風が吹いている。最近、仕事に追われて私事がおろそかになっていた。仕事で忙しいことの良さももちろんあると思う。単にお金が貯まるというだけでなく、公共の場で他の人の眼にも触れることができるから。ただ、先日久しぶりに自由に本を読んだときは気持ちが軽くなった。外で色々するのも良いが、やはり今は自分の「私事」を大切にしたいと感じた。
部屋の掃除や洗濯をさぼっていたので、今日久しぶりにそれらをした。特にマスクの手洗いをさぼっていたので、12枚くらいさきほど手洗いした。さぼっていたというよりは、本当に時間がなかったのだが。おまけに、天気はずっと雨だった。雨は仕事日和なのかもしれない。
風が強くて晴れの今日は、遠くまで山の景色が見える。山は、普段は霞がかかったようにしか見えない。 風が雲や微粒子を吹き飛ばしてくれるのだろうか。布団を干したいのだが、それも吹き飛んでしまいそうで、干せない。
昨日は、名古屋で開催された「哲学カフェ」に参加させていただいた。思っていた以上に良い雰囲気だった。運営の中心メンバーの方々の力のおかげだろう。こうした企画を持続させることはかなり大変だ。人が集まらない場合も多いだろうし、集まったとしても、普段は話しなれていないことについて話すので、感情的に高揚したり、逆に冷えきってしまったりする人も出てくるだろう。
「哲学」というと「難しい言葉でどうでもいいことを真剣に話す」学問だというイメージを持つ人も多い。実際、これは半分くらい当たっている。「どうでもいい」=「出世などにつながらない」という意味ならば、哲学はたしかにどうでもいい。それに、日常の場ではなかなか話せないことについて自由に話すので、言葉もどうしても見慣れないものが出てくる。他方で、別に難しい言葉をあえて使う必要はない。それに、どうでもいいことを真剣に話すことの何が悪いのだ。私たちが公共の場では「どうでもいい」と言い、あるいは「人それぞれだ」と言ってそれ以上考えることをやめる物事は沢山ある。しかし、だからといって、それらのものごとが本当にどうでもいいとは限らない。そういうことに興味を持つ人だっているはずだ。そういう人たちが集まって話す場が「哲学カフェ」なのだろう。そういう場は貴重だと思う。また行きたい。